「陶板浴」という言葉自体は皆様にとって耳なじみのないことばかもしれません。岩盤浴ではなく、サウナではなく、陶板浴なのです!ここではその違いを使っている熱の部分からご紹介していきます。
まず、陶板浴は「還元熱」という特殊な熱を使用しています。還元熱とは、その名の通りからだに還元する熱であり、からだ本来に備わっている治癒力や健康を維持する力を原点回帰する効果が見込めます。還元熱は、熱を保持する効果もあるので、入浴後もからだの芯からほかほかと温まったままでお帰り頂けます。また、熱を保つことでHSP(ヒートショックプロテイン)という、活性酸素や紫外線などさまざまな原因で傷ついてしまったたんぱく質を修理することができる物質です。からだを基礎づけるたんぱく質の修繕を助けるため、がんや糖尿病、高血圧、花粉症など、活性酸素が原因と言われているさまざまな病気や疾患を改善する効果が見込めます。
一方、皆さんが普段利用される機会が多い岩盤浴やサウナでは、陶板浴とちがって「酸化熱」とよばれる熱を利用している場合がほとんどです。酸化熱は、一時的に体に熱を伝えて暑さをもたらしますが、からだの芯まで浸透をしているわけではないので、利用後にすぐ体が冷えてしまった経験がある方も多いかもしれません。それは、酸化熱をからだから逃がそうと大量の汗を発散し、からだが次第に冷えてきてしまうから起こる現象なのです。また、酸化熱は、文字通りからだを酸化させてしまうので、からだ自体の腐敗をもたらします。腐敗すると汗がベタベタになり、汗自体に臭いを持ってしまいます。さらには、身体を酸化(老化)させ病気の元をつくる恐れもあります。
そのため、陶板浴は、岩盤浴やサウナより優れた健康維持能力・回復力を発揮してくれる効果が見込める、次世代の健康施設であるといえるのです!